雲海に浮かんだ備中松山城の姿は、幻想的のひとこと。霧に包まれた姿は「天空の山城」と呼ばれます。
ベストビューポイントの雲海展望台には、毎年数多くの人が訪れます。
9月下旬~4月上旬の明け方から午前8時頃。
特に10月下旬~12月上旬の早朝には濃い朝霧が期待できます。
前日の日中は温かく、夜間から早朝に冷え込み気温差が大きい朝。天気予報では晴れ予報の日に出現率が上がります。雨模様の朝には出現しません。雨が降った2、3日後の早朝に霧が出やすいという説もあります。
雲海展望台は、天守がある臥牛山とは違う場所にあります。展望台周辺では野生猿(国指定天然記念物)と遭遇する可能性があります。野生猿を興奮させないように落ち着いて対処してください。 12月から2月末までは積雪に注意が必要です。
備中松山城までのウォーキングで歴史と自然に触れあい楽しむポイントをご紹介
天正2(1574)年に起きた備中兵乱の古戦場跡といわれる相畑城戸跡(あいはたきとあと)。井戸などが残っています。
臥牛山の最高峰(480m)にあり、近世になって神社が築かれました。発掘調査で検出された神社の跡を見ることができます。
延応2(1240)年に、秋庭三郎重信よって砦(とりで)が築かれた、備中松山城の始まりの場所です。中世の砦跡が今も残っています。
総石積の人工池で、城郭の貯水池としては全国で最大規模。戦の際に人の首や刀を洗ったと伝えられ、別名「血の池」「首洗いの池」とも呼ばれます。
天守から730m、徒歩約30分の場所にある吊り橋です。空中散歩気分で渡れます。
ブナ科コナラ属の木で、葉の裏が白っぽいのが特徴。花は4〜5月に咲き、9〜10月に実が熟します。天神の丸跡の付近で、「森の巨人たち100選」に選ばれた古木が見られます。
ブナ科コナラ属の木。葉は長楕円形で、縁にとがった部分があります。落葉樹ですが、秋に葉が茶色になった時点ではなく、春の新緑が出る頃に葉が落ちます。
バラ科サクラ属。日本の野生のサクラの代表的存在で、和歌にも多数詠まれています。サクラの仲間では寿命が長く、樹高30mを超える大木になることがあります。
バラ科ワレモコウ属。暗赤色の丸い団子のような花穂が特徴です。花は7〜8月に、花穂の上の方から下の方へ順に開花していきます。
ツツジ科ツツジ属で、高さ数mになる落葉樹の低木。名前の由来は「小葉の三つ葉つつじ」。
3〜4月に紫から淡紫色の花を咲かせます。
キク科コウヤボウキ属。高野山で茎を束ねて箒の材料としたのが名前の由来です。1年目の枝につく葉は幅広い卵型で、2年目の葉は細長いのが特徴。
スズメ目メジロ科メジロ属。体長は約12cmで、目の周りが白いのが特徴。常緑広葉樹林を好みます。
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属。白い頬と、胸から腹にかけてのネクタイ模様が特徴。体長は約14cm。
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属。胸から腹にかけて赤っぽい茶色で、体長は約14cm。
スズメ目ウグイス科ウグイス属。「ホーホケキョ」の鳴き声で知られ、背中はオリーブ褐色、腹面は白色。体長約15cm。
カッコウ目カッコウ科カッコウ属で体長は約28cm。「キョッキョッキョキョキョキョ」という鳴き声が「特許許可局」と聞こえるといわれます。
キツツキ目キツツキ科アカゲラ属で、体長は約15cm。シジュウカラ科の群れの中に1〜2羽でいることがあります。